この記事より数年が経ち、現在どのような状況になっているかについて、改めて述べたいと思います。
まず、TOML の変化ですが、
- Version 1.0 が出た
- リストに複数の型を含めることができるようになった
前回の記事 時点ではまだ Version 0.4 でしたが、無事に正式版 1.0 がリリースされています。
また、リストに1つの型しか適用できないという仕様は、データを格納する目的で TOML を使用する際の大きな足かせになることが考えられましたが、Version 1.0 への更新過程で撤廃されました。
この2点を考えると、TOML は十分実用可能段階であり、JSON からの置き換えを積極的に進められる状態にあると言えます。
続いて Python 側の変化ですが、
- pip でインストールできる toml モジュールがある
前回の記事 当時は、1ファイルからなるモジュールを入手可能でしたが、細かなバグがあちこちにあり、実使用には少々難がありました。現在の toml モジュールを試したところ、私が気づいてたバグは全て修正されていました。
Python 側の TOML への対応も十分準備ができていると言えます。
あとは、toml モジュールが標準へ昇格すれば、いよいよ大手を振って TOML の時代が来たと言えることになります。
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